miscellaneous thoughts
雑感。
昔、知人が 結構雑な作りの冊子を持って 即売会に参加していたことなどがあって、 私も後から購入したのだけど、 これで●百円は暴利だろうと 苦笑せざるを得なかったのを思い出す。
当時と今とでは 印刷・製本技術も随分違って、 同じくらいの費用で仕上がりは雲泥の差、 とも言えますが、やっぱり、 数百円から数千円の値を付けるなら 相応の見栄えと内容でなければ ダメだと思う。
どこからともなく、 好きな人が作ったものなら どんなに高くても買うし、 逆に、内容がいくらか優れていそうでも 好ましからざる人物と
認定したヤツの作品には 決して金を払わないという
考え方・態度もある、的な 声が聞こえてきそうですが。
そうですね、アマチュアの世界では 特にそうでしょう。
それにしても、さ。
鼻歌唄いながら
2分で書き(描き)殴りました みたいなラクガキや、 下手すると本当に
鼻歌そのもの(!)だとかが 小銭を吸い込んでいくらしい様子を
垣間見て、ゲンナリしたワケです。 ラクガキや鼻歌に支援金を投じるのも カネを出す当人の自由ですけどね。
少なくともわたくしは 作品を有料で呈示するなら 内容も外見も しっかりしたものでなくては 恥ずかしいと思うので、 そういう風に頑張ってみました。
『珍味佳肴』は最初、Romancerで
サクッとリリースしましたが、
完成したファイルを開いてみたら、
あらビックリ、
ちっともトキメかなかったのねん(笑)。
自分が求めているのは
こういう形式じゃないや、と。
これなら紙の本の方がずっといいと思い直して、
高コストだけど自宅で在庫を抱えなくていい
オンデマンド印刷・製本で小冊子に仕立てた次第。
まったく儲からない、凄まじい赤字、
何たる浪費!
……だが、それが快感だったりする(笑)。
少し前、某テレビ番組で、
手芸品などの即売会・通販を紹介していて、
専門家曰く、
売価は原価の4~5倍に設定しなければ
続きません、あなたが潰れてしまいます、
とか。
うむ。
オブジェやアクセサリーは
バッチリOKでしょう。
見本の画像を見ただけで
ピンと来た人は即決購入してくれるはず。
市販品より割高だって、
そんなの当然と理解してもらえるに違いない。
しかし、本の場合、そうは行かない。
判型とページ数に応じて、
およそいくらぐらいが普通という
コンセンサスが出来上がっているので、
ちょっと面白そう、
でも高いなぁ……と思われたらアウト。
圧倒的不利。
厳しい。
でも、続けます。