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「天使」

  • 深川夏眠@縦書き小説
  • 2016年10月3日
  • 読了時間: 1分

燃えるゴミの日に鴉がうるさいのは

毎度のことだが、

いつにもまして騒がしい。

ベランダに出てみると

電線に天使が引っ掛かって

もがいていた。

目が合ったが助けようがないので

無視して朝食。

ゴミ収集車が来たときには

衰弱しきってグッタリしていた。

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